モーターショーやIT展示会、地域のフェスティバルなど、あらゆるイベントで見かけるイベントコンパニオン。
コロナ禍を経て大規模イベントが再開される中、再び脚光を浴びているのが「イベントコンパニオン」の存在です。
「イベントコンパニオン」が活躍するこの業界には、いったいどれほどの市場規模があるのでしょうか?
普段あまり語られることのないこのテーマについて考察してみます!
 

 

イベント運営市場の規模

 
日本のイベント運営市場は、2025年時点で約9,162億円と推計されており、今後5年間で年平均成長率(CAGR)0.35%で成長し、2030年には約9,194億円に達すると予測されています。
イベント周辺産業(会場・設備・警備・印刷など)を含めると、約2.63兆円にもなると統計ででており、市場規模の大きさが見て分かります。
世界のイベント&展示会市場で見てみると、2024年:約543億米ドル(約6.8兆円)・2029年には約740億米ドル(CAGR約5.3%)へ成長すると予測されています。
 

イベントコンパニオンが活躍する主なシーン

 
①展示会・見本市(BtoB/BtoC問わず)
展示会や見本市は、イベントコンパニオンの主戦場とも言える場です。
企業ブースでの製品説明、呼び込み、パンフレット配布、名刺交換、デモンストレーションの補助などを担当し、来場者の導線をコントロールする役割を果たします。
例:東京ビッグサイトでのモーターショー、IT見本市
 
②キャンペーン・プロモーション(街頭/商業施設)
ショッピングモール、駅前、商業施設などでの店頭プロモーションやサンプリングイベントでも活用されます。
*一般消費者に直接リーチする“動く広告塔”*として、親しみやすさとブランド認知を同時に高めるのが目的です。
 
③プレス発表会・製品ローンチイベント
新製品や新サービスの発表会では、ブランドのイメージに合った衣装や立ち居振る舞いで登場し、製品の魅力を視覚的にも訴求します。
メディア対応の補助やフォトセッション対応なども担い、企業の顔としての役割が求められる場面です。
 
④表彰式・セレモニー・パーティー
企業の周年記念、受賞式、ゴルフコンペ、表彰パーティーなど、フォーマルなシーンでは受付、アテンド、贈呈補助などを行います。
礼儀作法やホスピタリティを活かした接遇力が求められる領域です。
 

市場の特徴と傾向

 
コロナ禍で一時的に需要が減少しましたが、行動制限の解除やインバウンド需要の回復により、イベントの開催が増加し、コンパニオンサービスの需要も回復傾向にあります。
従来の接客に加え、イベントの進行補助や写真撮影、SNS対応など、サービス内容の多様化が進んでいます。
また季節変動が大きく、“繁忙期型”の市場構造となっており、春(3〜5月)・秋(9〜11月)に集中しています。
一方働き方の多様化や人手不足の影響で、「需要回復 × 人材供給不足」のアンバランスが課題となっています。
 

イベントコンパニオンの派遣料金

 
イベントコンパニオンの派遣料金は、地域・イベント内容・時期によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
 
イベントコンパニオン
日給25,000円~30,000円(交通費別途)
ディレクター
日給30,000円~35,000円(交通費別途)
外国語対応コンパニオン
日給30,000円~35,000円(交通費別途)
MC
日給30,000円~35,000円(交通費別途)
 

 
 

まとめ

展示会の目的は一つではありません。商談、ブランディング、マーケティング、社員教育、業界研究…。
けれどその根底にあるのは、「人と人をつなぐ」ことです!
そんな展示会の出展にに少しでも弊社がお役に立てたら嬉しいです!
お問い合わせフォームよりお待ちしております。